LESJビジネス英語サービス行政書士事務所のブログ:通訳・翻訳
2011-09-28T20:54:10+09:00
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Excite Blog
翻訳と背景知識
http://lesj.exblog.jp/16908839/
2011-09-28T20:53:12+09:00
2011-09-28T20:54:10+09:00
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通訳・翻訳
私の場合、一つの翻訳を仕上げるのに、半分くらいの時間は
調べ物に費やしている気がします。
そして、このうち最も時間がかかるけど、決して省いては
いけないのが背景知識系の調査・収集。
ビジネスの現場のイメージが描けない状態で翻訳をすると、
誤訳のリスクが高くなりますから、締切を気にしながらも、
まずは、全体像がつかめるところまで、しっかり理解します。
私は、日本語から英語に訳す仕事の方が多いのですが、
特に注意するのは漢字の羅列が多い日本語の名詞。
漢字は大きな概念を端的に表現できる素晴らしいアイテムです。
しかし、これを英語圏の方がビジュアルに想像できる
分かりやすい内容にするのは至難の業。
特に不慣れな分野の言葉だと本当に苦労します。
なんとなくそれらしい雰囲気に訳してあっても、
訳者が原文を正しく理解していないと、訳語が英語として
チンプンカンプンになりますから、すぐにばれます。
これはクライアントとして翻訳を外注している時代に
よく経験しましたので、自分が訳出する上でも
最も重要なことだと思っています。
どんな仕事も一生勉強。
翻訳も学ぶことが山ほどある一方で常に締切との闘いです。
限られた時間の中で、リサーチ、訳語の決定、翻訳、校正、
見直し、納品まで時間を管理していかなければなりません。
私の場合は、翻訳の他の業務もあるのでそちらとのバランスも考慮して
クライアントに絶対に迷惑をかけずに納品できる納期をご提示するように
しています。
思いがけないPCトラブルや体調不良、突発事項等、想定外の
事態はあり得ることです。ギリギリな条件での受注は、
結局お客さまに迷惑がかかりますから、クオリティを犠牲にしない
ために無理はしないことにしています。
とはいっても、スピードが明暗を分ける現代社会です。
いつもマイペースというわけにもいきません。
将来的に訳出スピードをあげていくために、日々焦らず、たゆまず
背景知識と英語力(語彙の細かいニュアンスまで含めた正しい用法)
を蓄積して完成物に反映させていきたいと思っています。
そのためにも普段からのコマ切れ時間のコマ切れ情報収集、大切です。
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真の効率化とは
http://lesj.exblog.jp/16831870/
2011-09-09T19:58:08+09:00
2011-09-09T19:59:03+09:00
2011-09-09T19:59:03+09:00
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通訳・翻訳
一番いい仕事をするかということ。
翻訳ソフトや翻訳資産(今までに訳した内容をエクセルの
辞書などにしてとっておくこと)を駆使して何とか効率化を
図ろうとした時期もありましたが、私の場合はそういう作業を
しているとかえって時間がかかってしまうので、
今では、「必要な時に調べればそれでいい。」という意識に
変わりました。
最大の辞書はインターネットなので、いつも使うサイトは
起動時に固定表示されるようにしておいたり、
PDFの資料は一つのフォルダーにまとめておいて、Adobeの
検索機能でフォルダー指定で一気に検索できるようにしたり、
翻訳ソフトに入力する自動変換できる単語は出来る範囲で、
短めに、完全一致する範囲でいいやと開き直ったり、
分野ごとに別ファイルでエクセルの対訳辞書を時間のあるとき
に作っておいたり、
スパッと考え方を変えて、
「どこに何かあるか大体把握していればいいや。」
「毎回記録しなくても、また調べればいいや。」
と思ったら随分と気が楽になって、翻訳がはかどるようになりました。
そもそも翻訳はクリエイティブな作業なので、
コマ切れに思考が途切れてしまうようなやり方をしていては、
はかどるはずがないんです(^^;)。
アナログとデジタルの境い目くらいのバランスが
私にとっては一番効率がよろしいようです。
試行錯誤、大切ですね]]>
生産性向上の落し穴…
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2011-06-16T21:08:00+09:00
2011-06-16T22:53:24+09:00
2011-06-16T21:08:54+09:00
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通訳・翻訳
翻訳作業も、いかに生産性をあげるかがよく話題になっています。
時代に乗り遅れまいと、私も業界スタンダードの翻訳ソフトを二種類も購入し、セミナーにも通いました。
投資した金額は、30万円強というところでしょうか。
ところが、翻訳ソフトというのは、毎回順調に作動してくれるものではありません。
突然フリーズしたり、保存したメモリーが素直に訳に反映されなかったりで
使いこなすレベルまでの道のりは三千里⁇という感覚です。
投資した時間とお金を考えるとマスターしなければ、勿体無いなぁ、
でも生産性向上のためとは言え、普通に訳した方がはるかに速かった‼
なんて状態からは早く脱したいなぁと日々葛藤しています。
翻訳家の中には、翻訳ソフトはあえて使わずに
エクセルや他のツール派!なんて方もおられるようです。
生産性向上のためには試行錯誤は避けられないんでしょうが、
To Use or Not to Useと揺れるのもそろそろ見切りをつけて、
控えめに部分使いでいこうかなぁと思い始めている今日この頃です。
どの業界でも、こういう悩みはつきないのでしょうね(^_^;)
かけた時間とコストはひとまず別に考えて、現実を見据えた、踏ん切りが肝心ですね。
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回転寿司のようにはいきません
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2011-06-04T21:26:12+09:00
2011-06-04T21:26:53+09:00
2011-06-04T21:26:53+09:00
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通訳・翻訳
機械(翻訳ソフト)を駆使して、分業で仕込み(下訳者)と
仕上げ(翻訳者)をして、チェーンコンベアに乗せたものが
チェッカーとコーディネーターの最終点検の後に納品
となります。
この間、全員の頭にある最優先課題は「スピード」
でしょう。単価が安い訳ですから、量をこなさなければ
儲かりませんし、欲しいものがすぐに手に入る気軽さ
と速さが目当てで来ているお客さんが多い訳ですから
「遅いなら意味ないよ!」っということになりますよね。
でも、何もかも、全てに速さを求める風潮はどうなんだろう?
と思います。翻訳は、目に見える文章を置き換える作業
ではありますが、実は、異国の文化の中で生まれ育った
書き手と読み手の間を、目には見えない概念と概念を
置き換えながら橋渡しをしていくプロセスでもあります。
「どうやったら、一番良く伝わるだろう。。。」と常に考えながら
進める作業の中では、言葉の候補が沢山頭に浮かびます。
その中で、一番納得のいく言葉を使っていくわけですが、
このプロセスで、「時間、時間」という気持ちが頭にあると
いくつかの段階を省略せざるを得なくなってしまいます。
もちろん、そんなことは、作り手(翻訳者)の勝手なこだわりで
「読み手にとっては、大差ないよ。」とおっしゃる方もいらっしゃる
かもしれません。
それでも、「こだわりたいから、翻訳が好き。」という人間に
とっては、ドンピシャの言葉のマッチングがうまくいった瞬間
が重なって出来た作品を納品出来て、そういう作品が
「あれは、分かりやすかった。また頼むよ。」と言ってもらえた時が
何よりも嬉しくて、「あー、翻訳やってて良かった。」と思えるわけです。
こだわりには、試行錯誤がつきものです。
試行錯誤には、どうしてもある程度の「クリエイティブに、悩む」
時間が必要です。
私が翻訳に興味を持ったのは、クライアントとして翻訳を外注
していたころの経験が影響しています。
残念なことに、納品されてそのまま使える翻訳はほとんどなく、
ネイティブが大慌てで、ほとんどを書き直すようなことも珍しくは
ありませんでした。英語から日本語であっても、単純なミスを
発見したりして、がっかりしたこともありました。
今考えれば、皆さん必死で訳してくださったのでしょうが、
プロである以上、ある程度の水準をクリアしなければならないこと
は当然ですよね。
私は、クライアントがそのまま現場で使える「完成品」を意識
しています。ですから、自分がビジネスの現場をイメージ
できない分野の翻訳はお引き受けしません。
自分が最低限必要な訳出スピードも分かっているので、
万が一にも、お客様に迷惑がかかってしまいそうな納期の仕事も
お引き受けしません。
All or nothingの覚悟で、確実に納得のできるものがご提供
できそうにない条件ならば、ゼロを選んでしまう性分なのです。
そんなこだわりは捨てないと、プロとしてはやっていけないかな。。。
と弱気になっていたところ、有名翻訳家、山岡洋一氏のこちらの
記事を見つけました。自分の仕事について「最終責任を負う態度」
の重要性について語っていらっしゃいます。
「そうかぁ、一度に一人のお客様」でも、いい仕事をして、
またその方が帰って来て下されば、結局二人になるもんなぁと
スロースタイルの営業方針に自信が持てた瞬間でした。
★おまけ★
寿司繋がりということで、先日近所のデパートの金沢物産展に
遠路はるばる出店してくださった金沢の玉寿司さんの海鮮ちらし寿司
の画像をご紹介します。
食事というよりは、一つの経験に近い、最高に美味しいお寿司でした。
店内は、私と母だけでしたが、「来年も必ず行こう!」と熱く語りあいました^^
需要と供給の期待値がぴったり合致するところには、ビジネスとは言えども
感動がありますね。
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判例調査でハマる
http://lesj.exblog.jp/14978266/
2010-08-19T21:04:00+09:00
2010-08-19T21:07:14+09:00
2010-08-19T21:04:14+09:00
LESJ
通訳・翻訳
翻訳には背景知識がかかせません。
そんなわけで、リサーチにもかなりの時間がかかります。
つい先日のこと。
判例を調べる必要があったので、裁判所のHPをのぞいてみました。
余談ですが・・・
私の学生時代は判例を調べるとなると図書館で大量の判例雑誌を調べまくった
ものです。インターネットで判例がキーワード検索できるとはホントに便利な
世の中になったものですね。
さて、話を本題に戻します。
裁判所のHPでお目当ての判例を探し出し、おーそーだ!と思い立ち、英語サイトでも
同じ判例を調べてみました。
(お役所の公式訳というのは、出来不出来の差はありますが、なにかと参考になることが
多いのです。)
今回は、どうかな???と思って英訳を読み始めたところ、そのあまりにも格調高くかつ
分かりやすい文章に感動!分かりにく―く、読み手に全く親切ではない判例の文章を
こんなにリズムよく訳せるなんてすごい!!!と翻訳作業も忘れて訳者の名前を頼りに
いろいろとリサーチしてみました。
そして納得。
元東大法学部助教授で現在はロンドン大学の教授という弁護士さんが書かれた訳でした。
ほかにもものすごい経歴の持ち主でした。
そんなわけで、勝手にバーチャル師匠として弟子入りすることを決め、気づいたときには
師匠が書かれた500ページ近いペーパーバックの洋書(割引価格でも7,000円代!)を
買っておりました。マニア心理としか言いようがありませんが、アドレナリン出まくりの楽しい
リサーチでした。
ご興味がおありな方、良かったら裁判所の英語ページで"ernest"で検索して見てください。
師匠のbeautifulな訳文がたくさん出て来ます
まぁ、こんなわけでリサーチにはやっぱり思いがけない時間をかけてしまうわけです。
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外国人アシスト(外国免許書き換えの巻)
http://lesj.exblog.jp/14882016/
2010-08-02T16:57:00+09:00
2010-08-02T16:59:53+09:00
2010-08-02T16:57:42+09:00
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通訳・翻訳
先日オーストラリア人の女性の外国運転免許⇒日本運転免許への書き換えの
アシストをして来ました。
向かった先は山梨県総合交通センターです。
免許を取るために行くところですが、車の免許を取ってから行きたかった!
と思わせるほど、とってもアクセスの悪い場所にあります。
そんなわけで、今回は送り迎え&交通センターの職員さんとの面談時の
通訳というお仕事でした。
ちなみに外国の運転免許証から日本の運転免許証を取得するには
運転試験の免除が認められる必要があります。書類が揃ってさえいれば
すんなり通る話なのですが、今回私がアシストしたのは書類不備のため
再提出となったケースでした。
そもそも、免除の条件のひとつに
「外国免許証を取得した後、その国に通算して3ヶ月以上滞在していたこと
が証明できること」というものがあるのですが、オーストラリアの場合は入国・出国
のスタンプをパスポートに押さないので出入国履歴が確認できず、改めて一覧を
公的機関から取得して再提出することになったのです。
交通センターでは、書類確認だけでなく面談もします。運転免許取得に必要とされる
運転時間や、結構細かい質問もされます。自国でペーパードライバーだった方や
何らかの詐欺もこうした質問で見抜くんでしょうね。
面接でOKが出れば、あとは簡単な質問が書いてある書類(病歴についての質問等)
にサインして日本の免許証が即日発行されます。
違反等で警察が免許証を確認する際は外国人登録証と運転免許証の
記載内容が一致していないと、ちょっと面倒なことになります。
住所の変更の際は、必ず外国人登録証と運転免許証の両方を変更することが大事です。
外国免許書き換えの参考情報も以下、ご案内します。
(1)試験免除申請のための条件
詳しくはこちら。
(2)外国免許証の日本語翻訳文(提出書類の一つです。)
なぜかここでもJAFの出番です。JAFが翻訳してくれるんだそうです。
詳しくはこちら。
おまけ
山梨県総合交通センターです。
外国免許書き換えに関しては、完全予約対応なので待ち時間もなくとてもスムーズでした。
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通訳は技術
http://lesj.exblog.jp/14854284/
2010-07-28T19:14:00+09:00
2010-07-28T21:34:38+09:00
2010-07-28T19:14:36+09:00
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通訳・翻訳
上司: 「英語ができるんだったら通訳もできるでしょ?」
部下: 「いやいや、通訳なんて無理です。」
こういう会話は外資系でも意外とよく聞くんですが、
この部下の返事は謙遜ではなく、本音だったりします。
率直に言って、英語ができることと通訳ができること
とは違います。
いつだったか、バイリンガルのタレントさんが司会中に
突然通訳を頼まれて無言になってしまったシーンを
テレビで見たことがありますが、これは通訳に慣れて
いない人には珍しいことではありません。
一般に「英語ができる」というのは相手の言葉が
聞き取れて、自分も言いたいことが話せるという
ことでしょう。
一方「通訳ができる」というのは、相手の言葉を
聞き取り+覚えて+別の言語に置き換えて+分かりやすく
話すということになります。つまり、聞き取った後に
しなければならないことが、たくさんあるんです。
つまりその覚悟で初めから聞いていないと
内容を覚えていないから無言になるか、または
うまく聞き取れなかった部分を強引な訳でごまかす
ような通訳になります。もちろん、どちらもダメですよね。
商談であっても、国際会議であっても、通訳をするには
話題となる内容についての背景知識が不可欠です。
背景知識プラス話されている内容の記憶をしながら、
(通訳用語でリテンションと言います)名詞や数字など
ポイントのみを書き取ったメモを見ながらどれだけ、
早く正確に訳せるかが通訳の腕の見せどころに
なります。
通訳学校に通っていた頃は、1分間位の英文を
メモなしで一気に聞かされて⇒「さあ訳しなさい!」
という世にも厳しいトレーニングをクラス全員の前に
立ってやらされました。
当然完璧には訳せず、しばしの時間はクラスメートの
同情の目のなか、厳しいお叱りを受けるわけですが、
おかげでメモが取れることの幸せを実感するように
なりました。
ところでこれはあくまでも逐次通訳のお話。
同時通訳となると、これはもうマシンと化さなければ
できません。
ちなみに私はマシンにはなれませんでした。
逐次通訳専門です^^。
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