LESJビジネス英語サービス行政書士事務所のブログ

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2011年 09月 28日

翻訳と背景知識

翻訳には調べ物がつきものです。

私の場合、一つの翻訳を仕上げるのに、半分くらいの時間は
調べ物に費やしている気がします。

そして、このうち最も時間がかかるけど、決して省いては
いけないのが背景知識系の調査・収集。

ビジネスの現場のイメージが描けない状態で翻訳をすると、
誤訳のリスクが高くなりますから、締切を気にしながらも、
まずは、全体像がつかめるところまで、しっかり理解します。

私は、日本語から英語に訳す仕事の方が多いのですが、
特に注意するのは漢字の羅列が多い日本語の名詞。

漢字は大きな概念を端的に表現できる素晴らしいアイテムです。
しかし、これを英語圏の方がビジュアルに想像できる
分かりやすい内容にするのは至難の業。
特に不慣れな分野の言葉だと本当に苦労します。

なんとなくそれらしい雰囲気に訳してあっても、
訳者が原文を正しく理解していないと、訳語が英語として
チンプンカンプンになりますから、すぐにばれます。

これはクライアントとして翻訳を外注している時代に
よく経験しましたので、自分が訳出する上でも
最も重要なことだと思っています。

どんな仕事も一生勉強。

翻訳も学ぶことが山ほどある一方で常に締切との闘いです。

限られた時間の中で、リサーチ、訳語の決定、翻訳、校正、
見直し、納品まで時間を管理していかなければなりません。

私の場合は、翻訳の他の業務もあるのでそちらとのバランスも考慮して
クライアントに絶対に迷惑をかけずに納品できる納期をご提示するように
しています。

059.gif思いがけないPCトラブルや体調不良、突発事項等、想定外の
事態はあり得ることです。ギリギリな条件での受注は、
結局お客さまに迷惑がかかりますから、クオリティを犠牲にしない
ために無理はしないことにしています。

とはいっても、スピードが明暗を分ける現代社会です。
いつもマイペースというわけにもいきません。

将来的に訳出スピードをあげていくために、日々焦らず、たゆまず
背景知識と英語力(語彙の細かいニュアンスまで含めた正しい用法)
を蓄積して完成物に反映させていきたいと思っています。

そのためにも普段からのコマ切れ時間のコマ切れ情報収集、大切です。056.gif

by lesj | 2011-09-28 20:53 | 通訳・翻訳


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